昨日、NPO法人キャリアスイッチ様主催の、若宮正子さんの特別講演会に行ってきました。
キャリアスイッチ代表の和田先生とはジンドゥー(Jimdo)で作成されているホームページの相談で教室に来て下さってからのご縁です。AppleのCEOに「世界最高齢のアプリ開発者」と紹介された若宮正子さんの講演会とのことで、是非お話をお聞きしようと行ってきました。
勝手に親近感
若宮正子さんは、1935年生まれの87歳。会場に入って来られた若宮さんは、小柄でとても可愛らしく、多くの肩書をお持ちで、あちこち飛び回って講演活動などをされているパワーがどこから出るのか不思議なくらいでした。
自己紹介をされる中で、私は自分といくつかの共通点を見つけ、勝手に親近感を感じました。
1つ目の共通点は「エヴァンジェリスト」という肩書。実は私も「エヴァンジェリスト」なんです。何かというとホームぺージ作成ツール「ジンドゥー(Jimdo)」のエヴァンジェリスト。エヴァンジェリスト=伝道師という意味で、ITのトレンドや技術について、ユーザーやエンジニアなどに分かりやすく説明する人の事です。
2つ目は、現在は三菱UFJ銀行となった都市銀行でお勤めされていた事。銀行は違いますが、私もその中の別の都市銀行のセンターで働いていました。
3つ目は、着るものやインテリアより、パソコンやITに興味があって面白いと感じるところ。
そんなわけで、私の今後の歩みのヒントを頂ける気がして、前のめりでお話をお聞きしました。
日本中のITスキルの底上げを
シニア世代のサイト「メロウ倶楽部」の副会長でもいらっしゃる若宮さん。
若宮さんのおっしゃる「年寄りだってやればできる」は、「シニアでもパソコンやスマホが使える」ではなく、それを使って社会貢献するなど「社会に影響力のある活動ができる」という事でした。
私の教室にもシニア世代の方が多く来て下さっていますし、自分の両親などを見ていていもそうですが、なかなか使いこなすというは大変な事です。もちろん身につけようというご自身の意欲は必要だと思いますが、それを繰り返しフォローする体制が必要です。
講演ではデンマークやエストニアを例に、国をあげてのサポート体制が必要であることをお話くださいました。残念ながら日本はまだまだ・・・
これはシニア層にかぎらず、私と同年代の中年?世代にも言えることだと思います。
講演の中で「日本中の底上げが必要」とおっしゃいました。
実は私も同じ事をずっと考えているので、とても嬉しく思いました。一昨年、あるビジネスコンテストにチャレンジしたのですが(あえなく惨敗)、その時も「日本全体のデジタルスキルの底上げがしたい!」と吠えていました(笑)
若宮さんにいただいた言葉
講演後の質問タイム。「質問のある方~」という言葉に下を向いて黙っていたのですが、私がパソコン教室をしていると知って下さっていた司会の方に半ば強引に当てられ質問させていただきました。
「大阪でパソコン教室をしています。持っている影響力は(若宮先生とは)全然違いますが、私もITスキルの底上げが必要だと常々感じています。私にできる事はどんなことかアドバイスお願いします」
すると若宮さんはおっしゃいました。
「素晴らしい活動をして下さってありがとうございます」
教室でレッスンをしていると、はたしてこれが皆さんのお役にたっているのか、大きなお世話じゃないか、パソコンやスマホを使えるようになった方がいいと思っているのは私の勝手な考えじゃないかと思う事があるのです。
でも若宮さんに「ありがとうございます」と言っていただき、なんだかとても嬉しかったです。私は若宮さんと同じ方向を向いてこれから頑張って行きたいと思ってしまいました。
CASAにできること
社会のデジタル化が進むのは間違いないことだと思います。
私自身1日1日歳を重ねる中で、いつしか今のお仕事の「引き際」を考える事も増えてきたりしていたのですが、若宮さんのお話を聞かせて頂いて、まだまだお手伝いさせていただける事はあると思えました。
この月額制のレッスンも、できるだけ多くの方のスキルアップをお手伝いするにはどうしたらいいか?と考えて立ち上げたものです。忙しさを言い訳に宣伝らしい宣伝もせずにいましたが、小さなことからコツコツと。私にできることをこれからも続けて行きたいと思いました。
もしCASAのレッスンがお役に立てそうであれば、お気軽にお問い合わせくださいね。