「パソコンインストラクター(講師)になりたいけれど、どうしたらなれるのかわからない?」という方の参考になればと思い、私(浅野)のこれまでの経験を書いていこうと思います。
私はこのお仕事を始めてから約20年になりますが、ここ数年、DX推進やデジタル化の流れのせいか、インストラクターの需要は高まってきていると感じています。
きっかけ
私は大学を卒業後、金融関係の企業に入社しました。
その会社の先輩が「パソコンインストラクターを目指して勉強している」という話を聞いたのが、私が「パソコンインストラクター」という職業を認識した最初です。今からもう20年以上前の話です。
その後、私は出産のために会社を退職することになりました。
12月末で退職、3月末出産予定。
会社員時代の私は、朝5時台の起床に始まり、通勤時間往復3時間弱、やりがいのある仕事と、適当に家事をこなす、とても忙しい毎日を過ごしていました。
それが急にずっと家にいることになり、
「自由だ~」と嬉しかったのは最初の数日だけ。
仕事をキチンとすれば主婦は大変な役割なのですが、相変わらず家事は適当だった私は暇で仕方がない。苦痛でした。自分は専業主婦には向かないと思いました。
そこで「社会復帰するその日のために、何か勉強を始めよう」と、思い出したのが「パソコンインストラクター」の仕事でした。
自分自身のことを考えてみると
・パソコンの操作は嫌いではない
・機械音痴ではない(多分)
・短時間で効率よく稼げそう → そんな甘くはありませんでした(笑)
・教えることが好き(家庭教師の経験あり)
私パソコンインストラクターに向いているかも。
そんな理由で、私は「パソコンインストラクター」になることを目指して勉強を始めることにしました。
パソコンスクール探し
じゃあ、どうやったらパソコンのインストラクターになれるのか?
やはりその時も「学校に通っている」という先輩の言葉を思い出しました。
そこでスクール探しを始めました。私が重視したポイントは2つです。
インストラクタ―養成カリキュラムのあるスクール
パソコンインストラクターに必要な知識を学べる教室はたくさんありますが、「インストラクション(教える技術)」を教えてくれる教室はあまりありません。私が選んだスクールにはそれがありました。
おそらくパソコン教室で働く先生の中で、この「インストラクション」について学ばれている先生は少ないんじゃないかと思います。でも「インストラクション」を学んで良かったと、インストラクターを20年近く続けてきて強く感じます。
これについては、別のブログで詳しく書いてみたいと思います。
また、そのスクールにはお仕事を紹介してもらうシステムあったので、カリキュラム終了後、すぐにインストラクターデビューすることができました。
教育訓練給付制度が使えるスクール
教育訓練給付制度は雇用保険に加入している方が一定の要件を満たさないと利用できませんが、厚生労働省が実施している給付金制度です。
当時は今より給付額が多く、勉強を始める後押しとなりました。
インストラクターを目指すなら、勉強する範囲は広くなり受講料も高額になりますので、利用できる方はぜひ利用しましょう。
そういえば、スクールに通っていた時、お願いされて「ケイコとマナブ」の取材を受けたことがありました。若い方は「ケイコとマナブ」知らないですよね。今は廃刊となりましたが、リクルートが発行していた習い事・資格スクールの情報誌です。
その時の記事です。ずいぶん前の話ですのでコースの情報などは現在のものではありません。
誤解のないように金額は塗りつぶしてあります。暗い画像ですが、お見苦しいのでこれくらいが丁度いいです。
30歳。今思うと若かったです。今はこんな手足を出す服は着れません。
でも当時は「私はもう若くないから」と常に焦っていました。インストラクターコースに通っていた中では年長の方でした。「そんなに焦らなくても大丈夫」とあの頃の私に言ってあげたいです。
でも「後がない」と焦っていた分、真剣でもありました。
こんな風に私は、インストラクターへの道を一歩踏み出したのです。
続きは次のブログで。
お読みいただきありがとうございました。